引越しは大量の家具や小物を運びますし、また家屋の搬出・搬入経路などによって作業の難易度・必要な時間も大幅に変わってくる為に、基本的には営業マンが実際に訪問して見積もりをとることが一般的です。
しかし単身の引越しや家具数点・小物のみの運搬など、訪問見積もりをするまでもなく契約にいたるケースもあります。
この場合は、全ての荷物に関して縦・横・高のサイズと個数を伝えられることが条件となります。それらが分かると必要なトラックのスペースが分かりますし、通常の作業(吊作業とかユニックが必要のない作業)で行えるかどうかが把握できるので作業員の数も決まります。
皆さんも訪問見積もりの時間を節約できますし、電話で簡単に相見積もりを何社も取ることも可能です。引越し業者側も営業マンの人件費が節約できるというのが本音です。
管理人の経験上、注意事項が有ります。
長距離引越しの場合、電話見積もりで済ませる範囲の小口の引越しは混載といって通常の荷物量の長距離引越しの空きスペースを利用すると、引越し業者にとってはトラックと人件費を非常に効率よく使うことが出来るので非常に助かります。これ自体は運送業界的にも一般的な行為なので問題はありませんが、2件以上の引越しを行うということは作業や移動の時間によって、通常よりも約束の時間に対するずれが生じやすくなります。
また、混載ということは多少の積み替えが発生するため荷物の破損の可能性は多少あがりますし、作業員のミスによる誤配(Aさんの荷物をBさんに届けてしまう・・)の可能性もあります。
悪いことをあげれば切がありませんが、問題なのは電話見積もりの短い時間の中で受付のものが訪問見積もりの営業マンに比べて上記のような説明をすることを忘れることが多いことです。
電話で内容に関してしっかり確認をして見積書にその内容を明記して郵送してもらうようにお願いしましょう。
ちなみに混載便が悪いといっている訳ではありません。作業内容を把握した上で納得されるようであれば皆さんの為だけの専用のトラックを用意するより格段に安くなりますからメリットはあります |