小物の搬出が終わったらいよいよ家具の搬出です。作業の進め方ははっきり言って決まっていません。その時の作業員のセンスというところでしょうか(笑)。
しかし大雑把には小さな家具から順番に出していくパターンと、一部屋ずつ片付けていくパターンがあると思います。ご新居での作業の際には大きな家具の配置を一番最初に行います。ダンボールや小物が部屋の中に積みあがってしまうと、壁際に設置すべき家具の搬入が困難になるからです。そういった理由から、トラックの荷台の最後尾に一番大きな家具群が載せられていることが大事なんです。
また小さな家具は梱包も簡単なので、スタッフの作業モードもダンボール・小物類の時の作業の延長としてスムーズに移行できます。慣れた作業員といえどもこの作業のリズムは非常に大事です。野球の解説者がよく言ってますよね。「ピッチャーのテンポが良いと守ってる他のメンバーも守りやすい」(ちょっと違いますかね・・)
そしていよいよ、洋服ダンス・和ダンスのような分解が必要だったり、より一層丁寧さを要求される家具群に移っていきます。大抵の家具は同じような構造になっているのですが営業マンが見落としてしまうような特殊な構造の家具もたまにあります。一番の経験者がゆっくりとしたモードで家具の分解や梱包に携わります。
この際にタンスの傷や家具の裏側に隠れているような壁の傷のチェックを行いお客様に確認してもらいます。壁の傷などは残念ながら前回の搬入作業でついてしまって業者が申告せずに隠していってしまったような場合も有ります。大抵は傷の汚れなどで新しくないことが分かります。
タンスの裏側などは凄い埃がたまっています。それらがご新居にいくことがないように梱包前に綺麗に落としていくサービスは、今は引越し専業者であれば何処でもやるのではないでしょうか。 |